不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 最近睡眠の質が悪く、夜中に何度も起きてしまうことが多くなっています。
生活習慣を見直してみたり、適度な運動を心掛けてはいますがあまり軽減されません。睡眠が浅くなってしまうのは何が原因なのでしょうか？
A 不眠症の原因は1つに留まらず多岐にわたります。特にストレスや緊張は安らかな眠りを妨げます。神経質で生真面目な性格な人はストレスをより強く感じ、不眠症になりやすい傾向にあります。
また、体内リズムが乱れると不眠を招くリスクが多くなります。現代は24時間社会といわれるほど昼と夜の区別がなくなってきていますから、どうしても睡眠リズムが狂いがちになります。騒音や光など周りの環境によって睡眠を妨害されているケースも見られます。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 最近眠いのに眠れない夜が続いています。一昨日の夜も眠れないまま朝を迎え、夕方に１時間仮眠を取りましたが、夜も眠れないというような感じです。
身体の疲れも取れず悶々とした日々が続いています。この不眠を軽減させる方法はあるのでしょうか？
A 不眠対策への第一歩はさまざまな不眠の原因を診断し、取り除くことです。自分の不眠のタイプに合った安眠法を工夫することが大切です。
例えば、就寝と起床の時間を一定にしてみてはいかがでしょうか？睡眠覚醒は体内時計で調節されています。週末の夜更かしや休日の寝坊、昼寝のしすぎは体内時計を乱すことにつながりますので注意が必要です。平日、週末にかかわらず同じ時刻に起床、就寝する生活習慣を身につけることが不眠の軽減にとって非常に効果的です。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 昔から夜中に目が覚めてしまうことが多く、悩んできました。睡眠時間も平均3時間くらいで、寝ようと思えば思うほど眠れなくなってしまいます。
睡眠の質を良くしていくためにはどのようなことが必要なのでしょうか？
A まずは睡眠時間にこだわりすぎないことが重要です。
睡眠時間には個人差がありますので、最低でも〇〇時間眠りたい！といった目標は立てないようにしてください。どうしても眠気がないときは思い切ってベットから出てみることもおススメします。寝床にいる時間が長すぎると熟睡感が減る原因となってしまいます。
また、日中に眠気があるときは午後3時前までに30分以内の昼寝をとることが効果的です。太陽光などの強い光を浴びることで体内時計を調節する働きがあるため休日などは少しでもいいので外出する事をお勧めします。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 昔から不眠症の気があります。病院では神経質なところが原因だろうと言われ、睡眠導入剤や精神安定剤を処方された時期もあります。
しかし、薬に頼りすぎてしまうと効果が薄れたり効かなくなってしまうのではないかと不安になります。不眠解消のために薬に頼ってもいいのでしょうか。
A 薬の使用に関しては用法用量を守りながら使用すればなんの問題もありません。現在の不眠施術は睡眠薬を用いた薬物療法が中心です。かつて用いられていた睡眠薬は効果が強力な反面、副作用も強く安全性に問題がありましたが、最近の睡眠薬はそのような心配はあまりありません。
現在広く使われている睡眠薬は不安や緊張、興奮を抑えて眠りに導くので、自然な眠りが得られ副作用も少なく安心して使えます。ただし長期にわたって使い続けることはよくありません。医師の指導のもとに使用することが大切です。
服薬以外での軽減をお探しの場合、当院でも様々なメニューをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 寝つきが悪く困っています。元来、神経質で人前では緊張しやすい性格であり、旅行や出張などで翌日に特別なスケジュールがある前夜などはどうしても寝つきが悪くなってしまいます。これを軽減させる方法はあるのでしょうか？
A 質のいい睡眠を取るには眠りやすい環境を整えることも重要なポイントになります。
ベットや布団、枕、照明などは自分に合うものを選びましょう。室内温度や湿度にも注意が必要です。睡眠のための適温は20℃前後で、湿度は40％～70％くらいに保つことが最も良いといわれています。
また、就寝前の飲酒にはあまりメリットが無いので可能であれば控えるようにしてください。飲酒後は眠りが浅くなり、睡眠の質の低下につながるため不眠対処のためには使用しないようにしてくださいね。
当院でもご相談にのりますので、お気軽にお問い合わせください。
