悩みタイトル

起き上がったり立ち上がる際に、脚の付け根や股関節周りに違和感を感じる。
起立時にお尻や太もも、膝周りに違和感や痛みを感じる。
腰に違和感や痛みを感じる。
脚を動かすときにこわばりを感じる。

このような症状が現れた場合は変形性股関節症の疑いがあります。

変形性股関節症とは、股関節でクッションの役割を果たしている関節軟骨がすり減ることによって関節に炎症が生じ、悪化することで股関節が変形し、股関節痛や機能障害を引き起こしたりする疾患です。

変形性股関節症に対する当院の考え

変形性股関節症は、大腿骨と骨盤との間にある軟骨がすり減り、炎症が生じて、そして痛みを発症させる病気です。骨と骨の接合部のずれが、軟骨の状態をさらに悪化させていきます。
原因は様々ですが、骨盤の臼蓋が大腿骨の接続部分をきちんと覆っていない状態(臼蓋形成不全)が加齢と共に進行して発症するケースが多く見られます。

変形性股関節症対策としては、股関節にかかる負担をできるだけ減らす工夫を行なっていくことが大切です。
低い姿勢で生活する動作を減らすこと、適性体重を維持すること、クッション性の高い靴を選び、下半身への負担を減らすことなどをおすすめします。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

変形性股関節症の進行は、前股関節症、初期、進行期、末期の4つの段階に分けられます。

前股関節症と初期の段階では、股関節に痛みはほとんど現れないことが多いです。
しかし、痛みがなくても、左右の体重バランスが違っていないか、臀部や太ももに違和感や倦怠感がないか、
また、股関節脱臼を経験したことがあるかどうかが「早期発見」の大きなポイントになります。

病気が進行すると、激しい痛みによって歩行が困難になるだけでなく、しゃがむ動作やズボン、靴下の着替えなどの日常生活にも支障がでるようになってしまいます。

変形性股関節症の軽減方法

一般的に変形性股関節症の施術方法は、主に手術以外の施術法である保存療法と手術療法の2つに分かれています。

初期段階では、肥満体型の方に対しての減量などの生活指導や、筋力トレーニングなどを行う運動療法、痛み止めなどの薬を使用する薬物療法などを行います。
これらの保存療法を行っても症状の軽減がみられない場合や、痛みなどの症状が著しく、日常生活に支障をきたすような場合に手術を検討します。

症状の進行を遅らせるためには、過度な運動や無理なストレッチなどを減らし、股関節への負担を最小限にして軟骨のすり減りを少なくすることが大切です。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

変形性股関節症において最も必要な対策としては、股関節に負担のかかる姿勢や生活動作を見直し、できるだけ負荷を減らしていく工夫が大切です。

肥満気味の方であれば、食事面からカロリー制限を行い体重をコントロールすることや、弾力性のある靴を選び下半身への負担を軽減することなどが挙げられます。

変形性股関節症の施術の基本は温熱療法と運動療法です。
股関節の筋肉の柔軟性を保つ効果や、関節の位置を矯正して痛みを軽減することが期待できるため、筋膜ストレッチや骨盤はがしなどは非常に効果が期待できる施術になります。

その施術を受けるとどう楽になるのか

変形性股関節症の患者様に多く見られる症状としては、股関節周りの筋肉の硬さと筋力低下が挙げられます。

そのため、慢性症状の方に対しては、まず温熱療法を行い血行を促すことで筋肉をほぐすことで、痛みを和らげる効果が期待できます。
次に筋肉の柔軟性と筋力向上を目的としたストレッチと筋肉トレーニングを行うことにより、股関節の安定性が高まり痛みが軽減されることが期待できます。
ただし、無理に負担をかけすぎると痛めてしまう恐れがあるため、疲労や痛みを生じさせない運動量を目安に、継続して行うことが大切です。

効果が期待できる施術を通じて、皆様の健康な生活をサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

軽減するために必要な施術頻度は?

人間の細胞の代謝には約90日かかると言われています。施術も同様に効果が体感として現れるのは約3ヶ月ほどかかります。
そのためストレッチと筋力トレーニングによる柔軟性と筋力を上げていくには、通院頻度としては週に2回、月に8回をまずは3ヶ月続けることが理想的なペースです。

これにより、身体への負担を最小限にしながら施術の効果が期待できるでしょう。